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ファシリテーターが介入しなくても、対話が動き出すのはなぜか  —意味づけが更新される場の設計—

ファシリテーターが介入しなくても、対話が動き出すのはなぜか —意味づけが更新される場の設計—

📅martes, 29 de septiembre de 2026 · 7:00 p.m.
🎟️Desde JPY 1,000
Conferencias

Descripción

ファシリテーターが小グループに同席しなくても、参加者同士の対話が動き出す。 しかも、参加者が毎回違うのに、相手の言葉を待ち、違いをすぐに評価せず、 受け止めようとする関係が繰り返し生まれる。 そんなことが、本当にあるのでしょうか。 29歳以下を対象とした就職活動支援プログラム「就活アウトロー採用」では、 プログラムの大部分を3〜4人のグループに分かれて進めます。 メインファシリテーターは、各グループを巡回せず、対話にも介入しません。 それでも参加者の間には、言葉が出てくるのを待ち、 時に沈黙し、一人ひとりの話に耳を傾ける場が立ち上がります。 この場に1年間参加し、エスノグラフィ調査を行った観察者は、当初、こう感じたといいます。 「あれ、ファシリテーター、何もしてなくない?」 何もしていないように見えるのに、なぜ対話が動き出すのか。 調査から見えてきたのは、参加者同士が互いを「こういう人だ」とすぐに決めつけない、 「評価が保留される関係性」と、それを支える場の設計でした。 対話によって、出来事の意味が変わる 私たちは、起きた出来事をそのまま見ているわけではありません。 「これは失敗だった」 「自分は人前で話すのが苦手だ」 「この場はうまくいっていない」 出来事に意味を与え、それを手がかりに次の行動を選んでいます。 ところが、誰かに話し、問いを受け、別の見方に触れることで、 出来事そのものは変わらなくても、その出来事が自分にとって 持つ意味が変わることがあります。 これが、今回扱う「意味づけの更新」です。 そのためには、ファシリテーターが新しい意味を教えるのでしょうか。 それとも、参加者自身が意味を捉え直せるように、 評価や結論を急がない場を設計するのでしょうか。 本イベントでは、就活アウトロー採用の参与観察を出発点に、 3人の異なる立場から、この問いを探究します。 場で起きていたことを観察し、言葉にした人 対話が生まれる条件を設計し、参加者に委ねてきた人 センスメイキングとレゴ®シリアスプレイ®の実践から、意味が生まれる過程を探究する人 講演、3者対談、参加者同士のグループワーク、質疑応答を通して、 意味づけが更新される場のつくり方を一緒に考える90分です。 レゴ®シリアスプレイ® マスタートレーナー協会 所属 トレーナーで、 レゴ®シリアスプレイ® 実践のパイオニア、石原正雄さんをお迎えします。 石原さんが近年関心を寄せているのが、センスメイキングです。 センスメイキングとは、先の見えない状況や、すぐには答えが出ない出来事に直面したとき、 私たちが他者とのやり取りを通して「いま何が起きているのか」を捉え直していく過程です。 言葉だけでなく、モノを使って考えを形にし、それを他者と眺め、 問いを交わすレゴ®シリアスプレイ®の実践知から、意味づけが動く仕組みをひもといていただきます。 ※本イベントでは、レゴ®ブロックを使ったワークは予定していません。 レゴ®シリアスプレイ®で培われた石原さんの知見を、対談を通して共有していただきます。 このイベントで考えること 参加者をすぐに評価しない関係は、どうすれば生まれるのか ファシリテーターが小グループに介入しなくても、対話が動き出すのはなぜか 人は対話のなかで、出来事や自分についての見方をどう更新するのか 介入することと、場に委ねることをどう見極めるか 募集、言葉、道具、参加条件は、対話の質にどう影響するのか 参加者を望ましい方向へ誘導せず、変化を支えることはできるのか こんな方にオススメです 会議、研修、ワークショップ、対話の場を進行している方 キャリア支援、教育、組織開発、地域活動などに携わっている方 場が停滞すると、つい問いや説明、助言を重ねてしまう方 ファシリテーターが「何をするか」だけでなく、事前の設計を見直したい方 参加者の変化を急がず、待つことや委ねることに関心がある方 センスメイキングやレゴ®シリアスプレイ®に関心がある方 他のファシリテーターと、自分の実践について対話したい方【 【当日のプログラム】 オープニング・参加者同士の対話 「場がうまく進んでいないと感じたとき、自分はどれくらい待てるか」 を入口に、参加者同士で短く話します。 講演|20分 「対話の場をつくる設計とファシリテータの役割」 忽那有紀子 就活アウトロー採用における1年間の参与観察から、 ファシリテーターが各グループに介入しなくても、 相手を受け止める対話が繰り返し生まれる理由を報告します。 3者対談|20分 「意味づけが更新される場とは」 石原正雄 × 忽那有紀子 × 納富順一 参与観察、場の実践、センスメイキングという異なる立場から、 次の問いを掘り下げます。 納富は、本当に「何もしていなかった」のか 「評価を保留すること」と「意味づけの更新」は、どうつながるのか ファシリテーターは意味を与えるのか、意味が生まれる条件をつくるのか 意味づけが動かないとき、待つべきか、介入すべきか 場に委ねる前に、ファシリテーターは何に責任を持つのか グループワーク|20分 参加者自身が関わる会議やワークショップなどの場を題材に、最近気になった出来事を振り返ります。 たとえば、 「参加者が発言しなかった。場づくりに失敗した」 「議論が脱線した。うまく進行できなかった」 と捉えている出来事について、ほかの参加者と問いを交わします。 この時間は、正しい解釈や前向きな結論を出すためのものではありません。 評価や助言を急がず、これまでの見方とは異なる、もう一つの見方があり得るかを探ります。 ワークを体験したあと、その体験を可能にした問いやルールなど、場の設計についても振り返ります。 全体対話・質疑応答|15分 講演や対談への質問に加え、参加者自身の実践で困っている具体的な場面も取り上げます。 クロージング|7分 「次の場で、あえてしないと決めることは何か。その代わりに、事前に何を設計するか」を考え、持ち帰ります。 ※プログラムは、当日の対話に応じて一部変更する場合があります。 登壇者 石原正雄 |ゲスト 株式会社ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ取締役 レゴ®シリアスプレイ® マスタートレーナー協会 所属 トレーナーレゴ®シリアスプレイ® マスタートレーナー協会 理事。 レゴブロックを使った新しい企業向け組織開発プログラム、LEGO® SERIOUS PLAY® 実践のパイオニア。 広告代理店、リテール企業、外資系金融機関等でLSPの指導を行う他、 10数年に亘り、世界の青少年の創造性開発教育、STEM(理数・技術)教育に従事。 日本やアジアで青少年の科学技術振興に取り組む。CSK、インタフリージャパン等での事業経験を持つ。 ラスムセン・アカデミー校長。米国タフツ大学CEEOアドバイザリー(2012~2015)など大学研究機関とのつながりも深い。 国際基督教大学卒、米国ボストン大学大学院(経営情報システム)修士課程修了(MS) 共著:「戦略を形にする思考術 レゴ®シリアスプレイ®で組織はよみがえる」、徳間書店、2016 忽那有紀子 |講演・共同主催 「大学時代の忘れ物を取りに」と、2024年から北陸先端科学技術大学院大学に、 社会人大学院生として通い修士号を取得。現在、博士課程在学中。 2017年にLEGO®Serious Play®︎の認定ファシリテーターを取得。 企業・学校・NPOでワークショップに携わる。外資系自動車関連企業に勤務。 北陸先端科学技術大学院大学博士課程。就活アウトロー採用の場を1年間参与観察し、 対話の場の設計とファシリテーターの役割を研究した。 納富順一 |対談・共同主催 特定非営利活動法人キャリア解放区代表。ファシリテーター。 2013年より、29歳以下の就活をしたくない、しなかった若者を対象とする 就職活動支援プログラム「就活アウトロー採用」を運営している。 【就活アウトロー採用ドキュメンタリー】 就活アウトロー採用の実際の映像が確認できます。 意味づけを更新して、主体的に動き出す様子が確認できます。 https://www.youtube.com/watch?v=Z_22p8IW3eg&t=3s 【開催概要】 日時:2026年9月29日(火)19:00〜20:30 開催形式:RyozanPark巣鴨 ホワイトルーム 参加費:1000円 申込締切:2026年9月28日(火)12:00 主催:忽那有紀子・納富順一 対話が止まったとき、何を足しますか 場に沈黙が生まれると、私たちは何かを足したくなります。 問いを足す。 説明を足す。 助言を足す。 しかし、対話が動き出す条件は、その場で何をするかより前に、すでに設計されているのかもしれません。 参加者を募るときに、何を伝えるのか。 どんな言葉なら、未完成な考えを話せるのか。 どんな道具なら、互いへの問いが生まれるのか。 どこまで介入し、どこから参加者に委ねるのか。 意味づけが更新される場で、ファシリテーターは何をし、何を手放すのか。 それぞれの実践を持ち寄り、一緒に考えましょう。