
Descripción
残暑と不調に、きゅうりを処方する。振付家とともに。 どんどん暑くなる夏。 ようやく少しずつ涼しさが訪れてきそうですが、厳しい残暑も続きます。 旧岡本医院の薬部屋を改修した「処方室」は、私たちの心身の不調や都市環境への処方箋をともにつくる場所。 漢方から民間信仰まで「薬」とされてきた知恵や、都市の気候や生態系との関係性を手がかりにしています。 第2回目となる今回の処方は「きゅうり」をテーマに行います。 京都では土用の丑の日に『きゅうり封じ』という、災厄や不調をきゅうりに封じ込める儀礼があります。 また、きゅうりは水分量が多く、からだを冷やしてくれる素材でもあります。 そこで、料理や食べるふるまいを振付と捉えて舞台公演もされている ダンサー・振付家の増川建太さんとともにきゅうりと戯れ、 最近の心身の不調や暑さからくるしんどさを封じ込め、涼やかに生きるための食べ方を実験します。 自分の不調をきゅうりにうつし、水で洗い清め、そのきゅうりをいただく。 厄を手放すのではなく、涼へと変えて自分の中に取り込み直す。 そんな一連の所作を、参加者のみなさんと一緒に辿ります。 ▼過去の処方ワークショップ #1: 庭師とともに薬草を植え付けるワークショップ ■こんな方におすすめ ・残暑の不調や、なんとなくの疲れを感じている方 ・京都の年中行事や民間信仰、儀礼に興味がある方 ・「くすり」を薬局の外側から考えてみたい方 ・身体性、からだの振る舞いについて実感したい方 ・都市環境と自分の心身とのつながりに関心がある方 ・旧岡本医院・処方室プロジェクトに初めて参加する方 ※本ワークショップでは、ご自身の身体にきゅうりを軽く当てる所作と、その後に食べる工程を予定しています。 きゅうり・ウリ科植物の食物アレルギーがある方はご参加が難しいかもしれません。 ■開催概要 日時:2026年9月26日(土)14:00-16:00 定員:最大12名 参加費:1500円(きゅうりはこちらでご準備します) タイムテーブル: 14:00-14:15 イントロダクション + 自己紹介 14:15-14:55 不調をきゅうりに封じ込める 14:55-15:50 きゅうりを涼やかに食べる振付と身体所作 15:50-16:00 クロージング ■今回いっしょに処方をつくる人 増川建太(ダンサー・振付家) 東京都出身。現在は京都を拠点にダンサー・振付家として活動を行う。近代以降変容していった身体を見つめ直す場として踊りの機会を設け、創作では観客と踊り手の知覚に働きかける振付言語を探求する。近年は戦前〜戦後における「食」に関するリサーチを行い、2025年2月『指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ にんじん断面指なぞりショー』(京都芸術センター主催公演)を発表。2027年2月にはロームシアター京都にて『令和九年のライスボール』(ロームシアター京都×京都芸術センター U35 創造支援プログラム “KIPPU”)を発表予定。 ワークショップでは、戦前から戦後にかけての婦人雑誌を読むことや、歩くことを通して身体と出会い直すことなどを題材に、ダンサーから一般の方々までを対象としたワークショップを実施してきた。 こむらがえり體のメンバー。 ■『旧岡本医院 処方室』について Bridge StudioとDeep Care Labが立ち上げる「旧岡本医院 処方室」。 京都・浄土寺にある、元小児科として使われていた建物の薬部屋が舞台です。 「処方」というと、 病院で出てくるあの紙を思い浮かべるかもしれません。でも処方とは、もともと、 心身の状態に耳を傾け、 土地や季節の知恵を借りて、応えていくこと。 野の草木、水や風、温泉、祈りや信仰、土地の記憶—— むかしひとは、あらゆるものの中に処方を見出してきました。 心身の不調は、個人の問題として扱われがちです。しかし私たちは、 土地が、環境が、季節が健やかであること、 それとわたしの健康は、ひと続きにあると考えています。 旧岡本医院 処方室は、 過去の知恵を手がかりに、この場所、この時代の処方をともに、手探りで、つくる場所です。 ■運営 ◆Bridge Studio 京都・左京区に位置するBridge Studioは、建築・まちづくり・デザイン・アートなどに関わる実践者のための複合スペース & プラットフォームです。国内外のアーティストが滞在できるレジデンスや、シェアアトリエ、イベントスペース、建築・都市・まちづくり関係の蔵書やアイテムを公開する私設ライブラリーほか、文化芸術事業の企画運営・展覧会の企画やキュレーションなども行なっています。 insta: https://www.instagram.com/bridgestudio_kyoto/ ◆一般社団法人 Deep Care Lab 私たちは土地の自然・歴史・企業文化を起点に、ケアする価値を探索し、体験や事業をつくるリサーチスタジオです。死者・動植物・海山川・微生物・未来世代まで、時間や種を超えて相互依存の関係を修復することを「惑星へのケア」の実践と捉え、活動を手がけています。都市寺院から魚屋、研究機関からアウトドアブランドや大手メーカーまで、多様なセクターとの協働や社会実験を通じて、ケアと想像力のインフラを育みます。 Instagram: https://www.instagram.com/deepcarelab/