
Descripción
『みつけた、みつけた〜分別と多感』上映会@キノコヤ🍄 2026年9月12日(土) 17:30開場 18:00上映(21:40終了予定) 上映後、テンドラル(配給)の稲垣紀子さんによるトークあり 料金:1500円(当日精算) 予約:Peatixまたはメールにて メールの場合 [email protected] まで タイトル「9/12みつけた」でお名前、人数をお送りください。 ※開場は30分前、先着順の自由席です。座布団席、座椅子席、椅子席があります。 ※会場は2階となり、靴を脱いで上がっていただく形となります。 〈作品紹介〉 『みつけた、みつけた〜分別と多感』 音楽:A.R.ラフマーン 監督:ラージーヴ・メーナン 2000 年/インド/タミル語/158 分 あの『響け!情熱のムリダンガム』(2018 年)の 音楽:A.R.ラフマーン × 監督:ラージーヴ・メーナン 二人が 18 年前に世に送り出した傑作、日本初公開。 INTRODUCTION ジェイン・オースティン『分別と多感』を、南インド・タミルナードゥ州を舞台に翻案。本国公開時には上映 150 日を超えるロングランを記録し、ロンドン映画祭ではガーディアン紙が「年間ベスト 12」に 選出した、ラージーヴ・メーナン監督の幻の傑作が、いま日本初公開。同じ原作から生まれたオスカー受賞作『いつか晴れた日に』(アン・リー監督/エマ・トンプソン主演/1995 年)と見比べてみるのも、本作ならではの愉しみだ。 男性優位なインド映画が多い中で、これほどまでに女性に視点を置いた商業大作は非常に珍しい。単なる恋愛ものというだけでなく、女性の「自立」について描かれている点がこの映画の重要なテーマだ。 曇り空の続くイギリスから舞台を変え、陽射しの強いインドにおいて、現代の変わりゆく女性の地位や意識のようなものを描き出している。女性が外に出て仕事に就くことについて、そのパートナーとなる男性たちも、監督や製作者たちも温かな眼差しで受け入れている。 音楽やダンスであふれ、エジプトやスコットランドロケ撮影。暴力シーンはない。フィルム時代ならではの贅沢な美しさは、26 年前の古さを感じさせることはない。今こそ見るべき作品といえる。 18 年後、同じ監督と同じ音楽監督 A.R.ラフマーンは、カースト差別と音楽への情熱を描いた『響け! 情熱のムリダンガム』(2018 年)で、再び世界中の観客の胸を揺さぶることになる。けれど、その萌芽 は̶̶女性たちへのあたたかな眼差しも、音楽が人生を切り拓く力も̶̶すでにこの一作に、すべて宿っていた。 『響け!情熱のムリダンガム』の日本上映権終了を前にしたラストラン上映に伴い、この度緊急日本公開が決定。 STORY 南インド・タミルナードゥ州、由緒ある名家の屋敷。慎ましく聡明な姉ソウミャは学校の校長を務め、 奔放で詩と南インド古典音楽を愛する妹ミーナクシは、夢見るように日々を過ごしていた。しかし祖父の死をきっかけに、屋敷は遠縁の親族の手に渡る。母と娘たちは住み慣れた家を後にし、見知らぬ大都 会チェンナイで新しい人生を始めることになる。 妹ミーナクシは、詩を好む若き実業家スリカントに出会う。一方その傍らには、スリランカ内戦で片足を失い、いまは花を育てて生きる元軍人バラ少佐が、静かに彼女を見守っていた。姉ソウミャの前に も、映画監督を志して苦闘するマノハルが現れる。けれど胸に秘めた想いを口にすることが、彼女にはできなかった。 姉妹は、それぞれの恋と仕事と歌のなかで、自分の人生を一つずつ見つけていく̶̶。ジェイン・オースティンが二百年前に描いた姉妹の物語が、いま、まったく新しい姿で甦る。 プロダクションノート この映画の構想は、ラージーヴ・メーナン監督と親友マニ・ラトナム監督との会話から生まれた。映画業界に飛び込んだ自分と、学問の道を選びインド鉄道の職員となった弟̶̶二人の対照的な人生を語るなかで、メーナンはジェイン・オースティンの『分別と多感』に行き着いた。「二人の姉妹の物語が、自分と弟が人生の困難な時期に経験したことと重なって見えた」という。 2000 年当時、南インド映画界ではマルチスター映画は馴染みがなく、「単独主演ではない」という構造上、主演俳優の交渉は難航した。バラ少佐という「戦争で片足を失いアルコール依存に陥った元軍人」という役を理由に断る俳優が続出する中、マンムーティはためらうことなく快諾。アイシュワリヤー・ラーイは監督との旧縁を頼り自ら出演を申し出、アジット・クマールは手術後の入院中に脚本を聞いて承諾した。撮影はアイシュワリヤーの他の映画プロジェクトとの兼ね合いで約 6 か月の中断を余儀なくされたが、カーライクディでの撮影では「まるで学校に戻ったようだった」(マンムーティ談)という和やかな現場となった。この挑戦は見事に結実し、26 年経った今も年々名作としての評価が高まっている。 監督コメント 『みつけた、みつけた』は『分別と多感』の映画化ですが、ヴィクトリア朝のイギリスとはまったく異なる姿をしています。現代に置き換え、働く女性たちが今の時代を生きる̶̶登場人物たちの葛藤と苦難、そして自分自身と愛を発見していく道のりを描きました。本作は豪華スターが勢揃いした大作であり、A.R.ラフマーンの最高傑作ともいえる楽曲の数々が使われています。英国文学の名作を、完全にインド流のスタイルで、音楽とユーモアをたっぷり詰め込んで、熱量たっぷりにお届けします。楽しんでいただければ幸いです。 ̶̶ラージーヴ・メーナン(2026 年 5 月 29 日 ビデオメッセージより)