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ローザ・フォン・プラウンハイムードイツ・クィア映画の先駆者

ローザ・フォン・プラウンハイムードイツ・クィア映画の先駆者

📅viernes, 9 de octubre de 2026 · 6:00 p.m.
🎟️Desde JPY 1,000
Artes Escénicas

Descripción

ローザ・フォン・プラウンハイムードイツ・クィア映画の先駆者 タイムテーブル 10月9日(金) 18:00 ヤン・キューネムンドによるレクチャー 19:00 上映「歪んでいるのは同性愛者ではなく、彼らが生きる社会のほう だ」(1971年) 上映後 対談:ヤン・キューネムンド×渋谷哲也 10月10日(土)* 14:00 上映「ソーセージ枕」(1971年) 16:00 上映「アンダーグラウンド・イン・N.Y.」(1976年) 18:30 上映「アニタ 背徳のダンサー」(1987年) *すべての回、上映前渋谷哲也による解説あり イベントの詳細: https://www.goethe.de/ins/jp/ja/ver.cfm?event_id=27333680 https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/eui/filmspezial-rvp.html 上映作品 歪んでいるのは同性愛者ではなく、彼らが生きる社会のほうだ It Is Not the Homosexual Who Is Perverse, But the Situation in Which He Lives 西ドイツ、1971年、67分、カラー、R-16指定、ドイツ語(日本語字幕付) ダニエルとクレメンスは恋に落ち、同居を始め、異性愛者の一般的な結婚生活を模倣しようとする。しかし、4か月後にその関係が終わりを迎えると、ダニエルは次第にベルリンのゲイ・サブカルチャーへと深く入り込んでいく。彼はゲイ向けのカフェで働き、ゲイの集まる公園や公衆トイレを訪れるようになる。やがて女装者たちが集うバーでパウルと出会い、彼に誘われてゲイの共同生活コミューンに参加する。そこでは、ゲイとしての生き方やアイデンティティについて、既存の規範にとらわれないさまざまな可能性が議論されている。 本作は、公的な場においてゲイの人々が自ら不可視の存在となっている状況を痛烈に批判した作品であり、映画が実際に社会や政治に直接的な影響を与えた数少ない例の一つとして知られている。初上映後には50を超える活動家グループが結成され、現代ドイツのゲイ解放運動の基盤を築く契機となった。 本作は当初サイレントで撮影され、後から皮肉を込めたナレーションが加えられた。フィクションとドキュメンタリーの要素、マニフェストとエッセイを融合させたその構成は、最終的に集団的な自己組織化への直接的な呼びかけへと発展していく。その実験的で開かれた形式は、あらゆる方向へ向けられた鋭い批判と同様に、今日なお挑発的で観る者に鋭い問いを投げかけている。 監督:ローザ・フォン・プラウンハイム 出演: ベルント・フォイアーヘルム、ベリト・ボーレン、エルンスト・クフリング他 ソーセージ枕 The Bed Sausage (Die Bettwurst) 西ドイツ、1971年、81分、カラー、R-16 指定、ドイツ語(日本語字幕付) ルツィとディートマーは港町キールで出会い、恋に落ちる。ルツィは小市民的な女性秘書、ディートマーはベルリンからやってきた年下の日雇い労働者。二人は、教育やメディアを通じて身につけた「まっとうな市民生活」の儀礼や習慣を一つひとつなぞるように演じていく。一緒にダンスホールへ出かけ、ルツィは家庭菜園や家族の写真アルバムを見せる。夜を共にした翌朝には、ディートマーが家事を手伝う。やがて二人はクリスマスを祝い、家庭生活の心地よさを分かち合うようになる。しかし、その穏やかな日々は突然終わりを告げる。ディートマーのかつての犯罪仲間たちが現れ、彼を再び犯罪に引き戻そうと、ルツィを誘拐してしまう……。 プラウンハイムの長編第2作となる本作では、当時のドイツではまだほとんど知られていなかった「キャンプ(Camp)」の美学が積極的に取り入れられている。ドラァグ・パフォーマンスの歴史、さらには近代イギリスのゲイ・サブカルチャーと深く結びつくキャンプとは、誇張や悪趣味をあえて用いることで社会規範を風刺する表現実践であり、クィアな抵抗の戦略として理解されてきた。『ソーセージ枕』は、そうしたキャンプ的感性をドイツ映画においていち早く体現した作品のひとつであり、その独特な表現世界は今日においても鮮烈な魅力を放っている。 監督:ローザ・フォン・プラウンハイム 出演:ルツィ・クリン、ディートマー・クラフト、スティーブン・アダチェムスキー他 アンダーグラウンド・イン・N.Y. Underground and Emigrants 西ドイツ、1976年、89分、カラー、ドイツ語・英語、日本語字幕付 ニュージャーマンシネマの異端児ローザ・フォン・プラウンハイムが、1970代のニューヨーク・アンダーグラウンド・シーンを捉えた貴重なドキュメンタリー。小劇場や路上で生み出される新しい演劇やパフォーマンスの世界を中心に、ウィリアム・バロウズ、フェルナンド・アラバール、ロバート・ウィルソン、ディヴァイン、ジャック・スミス、など、ニューヨークの異才たちを取材。劇場場面も交えながら、アンダーグラウンドな表現の闘争と解放、栄光とX折の歴史をレポートする。Dドイツの文化政策を批判し、ウォーホールを皮肉する。プラウンハイムのパーソナルな視点が当時のリアルな状況を伝えている。 監督:ローザ・フォン・プラウンハイム 協力:UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL アニタ 背徳のダンサー Anita – Tänze des Lasters 西ドイツ 1987年、87分、カラー、R16指定、ドイツ語(日本語字幕付) 1920年代のベルリンで、裸体ダンサーのアニタ・ベルバーは、その奇抜で妥協を許さない生き方によって世間の注目を集めた。振り返ってみると、彼女は戦争、インフレ、性的解放、そしてドラッグによる享楽が入り混じった激動の時代を象徴する存在であったと言える。 ローザ・フォン・プラウンハイムは、この過激な個性のオマージュを、精神科病院に入院した一人の老女の物語として描き出す。カルト的人気を誇る女優ロッティ・フーバーが演じるその女性は、自らをアニタ・ベルバーであると思い込んでいる。彼女が抱く幻想の世界は、ドイツ表現主義のサイレント映画を思わせるイメージに満ちており、撮影監督エルフィ・ミケシュの印象的な映像表現によって鮮やかに描き出されている。 監督:ローザ・フォン・プラウンハイム 出演:ロッティ・フーバー、イーナ・ブルーム、ミカエル・オネソー、ローザ・フォン・プラウンハイム他 協力:ユーロスペース