
Descripción
もし、何十年も前に生きた、会ったことのない誰かから手紙が届いたら。 その人が経験したこと、見た景色、抱えていた悲しみについて書かれていたら、あなたは、その手紙に何と返すでしょうか。 「大変でしたね」と書くでしょうか。 「なぜ、そんなことが起きたのですか」と尋ねるでしょうか。 それとも、何も言葉にできないまま、しばらく手紙を手元に置いておくでしょうか。 戦争の記憶を受け取ることも、少し似ているのかもしれません。 私たちは、過去に起きた出来事を直接経験してはいません。だからこそ、歴史を学び、記録を読み、証言に耳を傾けます。 その一方で、出来事から時間が経ち、当時を知る人が少なくなっていく。そうしたなかで、「知る」ことだけではなく、過去を生きた誰かの言葉と、いまを生きる私たちがどんな関係を結べるのかを考えることも必要なのではないでしょうか。 今回のイベントでは、そんな問いを、戦争を経験した人が残した言葉に「返事を書く」という小さな体験から考えます。 ゲストにお迎えするのは、戦没学徒の手紙に向き合い、自らの言葉で応答を綴ったエッセイ集『 水平線を歩く 』の著者・のせななさん。戦争や平和をめぐる記憶と向き合いながら、知覧や沖縄を訪れ、そこで出会った言葉や風景を手がかりに、自分自身と過去との距離を見つめてきたのせさん。その経験を伺いながら、「経験していない記憶を受け取る」とはどういうことなのかを一緒に考えます。 「核廃絶」「平和」「戦争をなくす」──どれも大切な言葉である一方で、あまりに大きな言葉だからこそ、自分の暮らしからは少し遠く感じてしまうこともあります。けれど、一人ひとりの経験から生まれた言葉に耳を澄ますと、教科書のなかにあった「戦争」という出来事が、少しずつ誰かの生活の風景として立ち上がってくることがあります。 「あなたの言葉を読んで、こんなことを思いました」 「まだ、よくわかりません」 「もし会えたら、こんなことを聞いてみたいです」 後半には、参加者それぞれが心に残った誰かの言葉を一つ選び、その人に向けて「いまを生きる自分からの返事」を書く時間を用意します。 自分のなかに生まれた言葉を、手紙のように返してみる。 過去を「知識」として理解するのではなく、一人の人の言葉に耳を澄ますことから。夜の書店で、言葉を書く。そんな時間から、過去といま、そして自分と平和とのつながりを考えてみませんか。 開催概要 日時:2026年9月23日(水・祝)18:00〜20:00(開場 17:45) 会場:1003(兵庫県神戸市中央区栄町通1-1-9 東方ビル504号室) ゲスト:のせなな氏(ライター/『水平線を歩く』著者)モデレーターIDEAS FOR GOOD 編集部 定員:15名(先着順) 参加費:2,000円/ 書籍『水平線を歩く』付きチケット 3,500円 (※参加費には、ワークショップで使用する「お返事用ポストカード」などの制作・準備費を含みます) 主催:IDEAS FOR GOOD(アーティクル株式会社) お申し込み:Peatixよりお願いいたします ※キャンセルポリシー:イベント開催日の3日前(2026年9月20日23:59)までにご連絡がない場合は、返金は致しかねます。前日、当日のご連絡も同様です。ご了承いただきますよう、お願いいたします。 当日の流れ 18:00〜18:40:ゲストトーク&トークセッション「経験していない記憶を、私たちはどう受け取れるのか」「大きな言葉の裏にある「命の手触り」を日常でどう受け取るか」 18:40〜19:30:対話&ワークショップ「誰かの言葉に返事を書く」・問いや感じたことの共有・グループでの感想シェア・「過去の言葉」へ向けたお返事ポストカード執筆 19:30〜19:50:全体シェア・Q&A・まとめ・生まれたお返事の全体共有 19:50〜20:00:クロージング・店内見学 こんな方におすすめ 「平和」や「戦争」というテーマについて、改めて考えてみたい方 ニュースや歴史の記録に接したとき、言葉にできない違和感やモヤモヤを抱えている方 本や言葉を通した対話、自分自身の言葉で「書く」体験に興味がある方 のせななさんの著書『水平線を歩く』の読者、または関心のある方 戦争を経験していない世代として、記憶の継承について考えてみたい方 答えを出すのではなく、誰かと一緒に問いを考える時間を持ちたい方