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「あとに残る——Echoes From The Backyard」展の連続トーク「EFTB TALK」 再開発予定地に残る蔵を起点に、建築、人類学、都市、記憶をめぐる実践者とともに、都市の過去と未来を考えます。 今回は文化人類学者の猪瀬浩平さん、建築家の藤村龍至さんをお招きします。 【開催概要】 EFTB TALK|超都市への“しっそう” 日時:2026年11月3日(火・祝)16:00–17:30 出演:猪瀬浩平+藤村龍至+伊藤孝仁 参加方法:会場参加+オンラインアーカイブ配信 会場定員:15名程度 参加費: 1,500円(会場+アーカイブ) 1,000円(アーカイブ) 【トーク趣旨】 都市の未来は、表側だけからつくられるのだろうか。 大宮駅近くの再開発予定地に残る、蔵、かつての工場、立体駐車場、家族の暮らし。 本展覧会が向き合っているこの場所は、ある意味で都市の「バックヤード」と呼べる場所です。 バックヤードとは、ただ建物の裏側を意味するだけではありません。 都市や家族が前へ進んでいくなかで生まれたものを、引き受けてきた場所。 使われなくなった建物、古い道具、生活の痕跡、仕事の記憶、あるいは都市にとって少し不都合なもの。 そうしたものは、未来へ向かう都市の背後で、少しずつ不可視化されてきました。 では、そのバックヤードを「過去の置き場」として閉じるのではなく、別の未来へ開き直すことはできるでしょうか。 今回のEFTB TALKでは、建築家の藤村龍至さん、文化人類学者の猪瀬浩平さん、展覧会企画者である伊藤孝仁が、それぞれ異なる場所からこの問いを考えます。 藤村龍至さんは、磯崎新が提示した「超都市/Hyper Village」の思想を引き継ぎながら、既存の都市像とは異なる建築と都市のあり方を構想し、実践してきました。 猪瀬浩平さんは、見沼田んぼの福祉農園をフィールドに、周縁化されてきた事物を受け止めてきた営みの豊かさについて考え、『分解者たち』や『野生のしっそう』といった著作を生み出しています。 都市の背後へ回り込み、見えなくなったものを観察し、分解してみる。 表と裏、中心と周縁、未来と過去の配置を組み替えてみる。 それは、都市から「失踪」するように脇道へ逸れ、別の方向へ「疾走」することでもあるのかもしれません。 バックヤードは、超都市 / Hyper Village への抜け道になりうるか。 再開発予定地の小さな蔵から、都市のこれからを考えます。 【登壇者】 藤村龍至|建築家・東京藝術大学准教授/RFA主宰 1976年東京生まれ。2005年よりRFA(Ryuji Fujimura Architects)主宰。 建築設計・監理を主軸に、民間・公共を横断しながら、住宅・商業施設・公共施設など多様なスケールの建築プロジェクトを手がける。建築単体の設計にとどまらず、事業構想、制度設計、管理運営と接続した、社会実装までを見据えた事業全体のデザインを手掛け、複数の主体が関わる複雑な条件下においても、設計者としての判断と責任を引き受けながら、プロジェクト全体を構造化し、空間として結実させる取り組みを行う。 2008年東京工業大学大学院博士課程退学。2010年より東洋大学専任講師。2016年より東京藝術大学准教授。2017年よりアーバンデザインセンター大宮(UDCO)副センター長。 猪瀬浩平|文化人類学者・見沼田んぼ福祉農園 明治学院大学教養教育センター教授。同大学ボランティアセンター長。専門は文化人類学、ボランティア学。1999年の開園以来、見沼田んぼ福祉農園の活動に巻き込まれ、様々な役割を背負いながら今に至る。著書に『むらと原発――窪川原発計画をもみ消した四万十の人びと』(農山漁村文化協会)、『分解者たち――見沼田んぼのほとりを生きる』(生活書院)、『ボランティアってなんだっけ?』(岩波ブックレット)、『野生のしっそう――障害、兄、そして人類学とともに』(ミシマ社)などがある。近年は、和紙にもなる植物「雁皮」についてリサーチを行っている。WEBマガジン海鳴月報にて「雁皮をたどる」、ミシマガジンで「ちぐはぐなつながり」を連載中。 伊藤孝仁|建築家・AMP/PAM 1987年東京生まれ。乾久美子建築設計事務所を経て2014年から2020年までトミトアーキテクチャを冨永美保と共同主宰。2020年から2025年までアーバンデザインセンター大宮[UDCO] デザインコーディネーター。2020年より現職。空き家改修による地域拠点づくり、郊外の駅前広場の設計、ランドスケープの回復など、「社会的資源の創造的修復」を多様な主体とともに考え実践する。主なプロジェクトに『真鶴出版2号店』『氷川神社ゆうすいてらす』『農家住宅の不時着』がある。