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はじめに 世界的建築家・伊東豊雄さんが塾長を務める「伊東建築塾」による、第7期目となる建築のクラスを開講します。テーマは、「まちを使って耕す私のパブリックスペース」。まちが耕されて豊かになっていくような、まちの使い方や関わり方とはどのようなものでしょうか。「私のパブリックスペース」という言葉をキーワードにしながら、そのような建築や空間のあり方を考え、形にしていきます。 建築やまちに関心がある10代の方なら、未経験の方ももちろん、どなたでも大歓迎です。みなさんのお申し込みをお待ちしています。 メッセージ 使うってなんだろう? 机が机なのは机として使っているからで、上に乗って台として使うこともできるし、組み合わせることで空間を仕切る障害物にもなります。物の機能は”こう使おう”という発見で決まります。 「使う」という言葉には創造性と身体性が感じられるのです。 それはパブリックスペースについても同じです。場所の使い方は、まず「こう使えそう」という発見があって、それをみんなが良いなと思ったときに、はじめてパブリックスペースとなるはずです。 まちの中の通路や広場も、道として歩いたり、テーブルセットで座って友人と話したり、そういった決められた使い方だけでない、新しい使われ方を見つけられるはずです。そして、私の使い方の発見が他者に共有され、活動を共にして、使うことを継続していくための空間のあり方があるはずです。 敷地は東京都新宿区西新宿地区。ここには様々なデザインがあふれているけれど、活動が伴っていない空間がたくさんあります。詳しく歩いて観察し、寸法をはかり、違う道具を基に空間の見方を変えて、「この段差ならこう使えそう」「この樹々はこういう機能を生み出しそう」「ここならまちのみんなも集まりやすそう」という自分の心が反応できる場所を探しましょう。その後、どんな設えがあればよいかを考え、その空間の使われ方や日常の風景を考え、提案します。 そんなまちを耕すパブリックスペースを考えましょう。 廣岡周平、板谷優志(建築家/「まちを使って耕す私のパブリックスペース」メイン講師) 開催概要 日程:2026年11月8日(日)〜2027年4月2日(金)/隔週日曜日10:00〜12:00(全11回) *一部、開催時間が異なります 対象:中高生(13〜18歳) 定員:最大15名/先着順 会場:GAKU(渋谷PARCO9階)*一部、西新宿エリアで実施予定 料金:90,000円(税抜) メイン講師:廣岡周平(PERSIMMON HILLS architects)、板谷優志(itaya architects) ゲスト講師:伊東豊雄(伊東豊雄建築設計事務所代表/伊東建築塾 主宰)、百田有希(o+h 共同主宰)、佐藤敬(KASA / KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS) グラフィックデザイン:内田猿 [主宰]GAKU、伊東建築塾 [協力]独立行政法人都市再生機構 主宰 伊東建築塾 建築家・伊東豊雄が、これからの建築を考えるための新しい教育の場として、2011 年より活動を開始しました。恵比寿にある伊東建築塾のスタジオでは、小学校高学年の児童を対象に、一年を通して建築やまちについて学ぶ「子ども建築塾」を開講しています。中高生を対象にしたワークショップでは、発想力を伸ばすとともに、地域や環境など社会性のあるテーマに取り組んでいます。 http://itojuku.or.jp/ メイン講師 廣岡周平 1985年生まれ。2008年 関西大学工学部建築学科(江川研究室) 卒業。2010年 横浜国立大学大学院Y-GSA 修了。2011-2015年SUEP、2015-2016年大成建設設計部に勤務。2016年に柿木佑介とPERSIMMON HILLS architectsを設立し、「価値を重ねる」ことをテーマに設計を行う。設計の一方で自邸2軒、実家1軒を自ら施工し、つくることを通して、建築・都市・生活について考えている。 https://www.persimmon-hills-architects.com/ 板谷優志 1993 年生まれ。横浜国立大学大学院(Y-GSA)修了。 萬代基介建築設計事務所での実務経験を経て、2023 年に独立。 板谷優志氏の建築には、 単なる「住まい」を超えた哲学があります。 住まい手の価値観とその土地との対話を重ね、 素材の質感、光の入り方、視線の抜けまでも、 その人の“生き方”と響き合うように設計されます。 SD レビュー2024(槙賞)受賞、富山デザインコンペティション選出。 2025 年「瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ」最優秀賞を受賞。 地域性と新しい構造を融合させた提案は高く評価されています。 静かで、親密で、長く寄り添う建築。 家族の未来を支える器としての住まいを共につくる建築家です。 (写真:Ammi Saijo) https://itayaarchitects.com/ ゲスト講師 *講評者としてご登壇いただきます 伊東豊雄 1941年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。71年アーバンロボット設立。79年伊東豊雄建築設計事務所に改称。主な作品に「せんだいメディアテーク」(宮城)、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」(岐阜)、「台中国家歌劇院」(台湾)など。日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、プリツカー建築賞など受賞。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築を考える場として様々な活動を行っている。また、自身のミュージアムが建つ愛媛県今治市大三島においては、地域の人々とともに継続的なまちづくりの活動に取り組んでいる。 (写真:藤塚光政) 百田有希 1982年生まれ。2006年京都大学工学部建築学科卒業。2008 同大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。2008年- 大西麻貴+百田有希 / o+h 共同主宰。2009-14年伊東豊雄建築設計事務所勤務。2017年- 横浜国立大学非常勤講師。 http://www.onishihyakuda.com/ 佐藤敬 1987年生まれ。2012年早稲田大学大学院修了(石山修武研究室)。2012-19年石上純也建築設計事務所勤務。2019年Aleksandra KovalevaとKASA / KOVALEVA AND SATO ARCHITECTSを設立。2020-22年横浜国立大学大学院Y-GSAにて設計助手、23年より非常勤講師、26年より助教。2024年より早稲田大学、2025年より東京藝術大学非常勤講師。2022年より小石川植物祭の総合ディレクターを務める。主な受賞歴に、SDレビュー「鹿島賞」、ヴェネチアビエンナーレ国際建築展「特別表彰」、三重県文化賞「文化新人賞」、Under 35 Architects exhibition「伊東賞」「Gold Medal」、MFU「ベストデビュタント賞」。著作に「The Russian Pavilion in Venice Giardini」(TATLIN)。 https://www.kovalevasato.com/ 協力 独立行政法人都市再生機構 UR都市機構は、半世紀以上にわたって培った豊富な事業経験やノウハウと公平性・中立性を生かした、安全・安心・快適なまちづくりに取り組んでいます。 本クラスの舞台である西新宿地区では、地域関係者や行政、立地企業と連携しながら、公共空間や高層ビル群の魅力向上、エリア価値向上に向けたまちづくりを進めています。 人々が歩きたくなる、滞在したくなる空間を創出することで、西新宿に多くの人が集まり、賑わいや交流を生み出す取り組みを行っています。 https://welcometoshinjuku.jp/ プログラム 1:レクチャー 2026年11月8日(日)10:00〜12:00 世界中にある様々なパブリックスペースを紹介し、「まちの見方」のイメージを豊かにつかんでいきます。さらに、人形模型を使っていろんなものを「みち」に見立ててみることで、「もしも」という発想の切り口で、自由な発想をしていくための練習をしていきます。 2:フィールドワーク 2026年11月29日(日)10:00〜12:00 みんなで西新宿地区を歩き回ります。西新宿地区は様々なデザインがあふれる都市空間です。一方で、その特徴的な居場所がうまく使われていない場所がたくさんあります。今回のフィールドワークでは、街なかで座布団やクッションを並べてみたり、紙を拡げてみたりと普段とは異なる道具を使って街と関わってみることで、街の様子や風景を捉えていきます。気になった場所や活動の様子を写真に収め、みんなで振り返っていくことで、自分自身の心の動きを言葉にしていきます。 3-5:エスキス 2026年12月13日(日)、2026年12月20日(日)、2027年1月17日(日)10:00〜12:00 手を動かしながら簡単にでもアイデアを表してみること。エスキスと呼ばれるステップは、考えを形にしていくために建築家が大切にしているもの。最初のエスキスでは、「活動と集まり方」を手がかりにアイデアをスケッチで表現します。2回目以降のエスキスでは、中間発表に向けてアイデアを小さな模型で表現します。 6:中間発表 2027年1月31日(日)10:00〜13:00 工夫したところや大切にしているところなど。小さな模型を手にしながら、一人ひとりが講師陣の前でアイデアを発表し、フィードバックをもらいます。自分で創意工夫をしていると、他の人の創意工夫も理解しやすくなります。他の生徒の発表にも耳を傾けていきます。 7:現地で実際にイメージしてみよう 2027年2月7日(日)10:00〜12:00 再度、西新宿地区に出向いて、考えているアイデアと現地とを照らし合わせて、よりイメージをつかんでいきます。また、このエリアのまちづくりに携わるUR都市機構の方々から西新宿地区の課題をさまざまな視点で解説してもらい、今の「活動と集まり方」の考えと照らし合わせます。頭のなかだけでアイデアを練り上げるのではなくて、実際にその場所から受けるインスピレーションも大切にします。 8-9:製作 2027年2月28日(日)、2027年3月7日(日)10:00〜12:00 中間発表のフィードバックや現地での確認を経て、模型の製作を進めていきます。最終発表に向けて、自分のアイデアを伝えるための工夫もしていきます。 10:最終発表 2027年3月29日(日)10:00〜13:00 モノや言葉を通して伝えること。これが好き!という実感を込めて伝えること。創意工夫を重ねてきたこれまでの経験を活かす機会です。講師陣は真剣に議論をして、最優秀賞を決定します。 11:地域発表 2027年4月2日(金) 15:00〜17:00 まちからインスピレーションを受けて作り上げられたアイデアを、UR都市機構の方々をはじめとする西新宿地区のまちづくりに携わる様々な方に向けて発表し、フィードバックをいただきながら、一連の活動を締めくくります。 これまでのクラスの様子 第1期「自分の興味をカタチにする」 第2期「世界のどこでも自分の家になるモバイルハウス『動く家』」 第3期「この町を大事に思えるキオスク」 第4期「『私をつくる教室』をつくる」 第5期「まちの宝物と共に生きる」 第6期「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」 *現在GAKUスペースにて、 第5期「まちの宝物と共に生きる」 、 第6期「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」 の活動記録冊子を無料配布中です。ぜひお手にとってご覧ください。 お申し込み 1)エントリー こちらのPeatixページよりお申し込みください。お申し込みが確認できましたらクラス主催者より、営業日3日以内に「申込完了メール」をお送りさせていただきます。 *Peatixサイトの仕様により、一部対応していないブラウザがございます。推奨環境については、 こちら よりご確認ください。 *「応募受付完了メール」が届かない場合、迷惑メールフォルダに入っている、もしくはお申し込みが完了していない場合がございます。お手数ですが下記よりお問い合わせください。 2)受講料のお支払い/ご受講確定 1のご案内の内容にならい、受講料をお支払いください。ご入金後、クラス主催者より確認メールをお送りします。こちらをもってご受講確定となりますので、入金確認メールは破棄せず保管ください。 授業内容に関するお問い合わせ [email protected] 03-6277-2175(担当:庄子) 授業の日程 2026.11.08 SUN 10:00~12:00 1.レクチャー at GAKU 2026.11.29 SUN 10:00~12:00 2.フィールドワーク at 西新宿地区 2026.12.13 SUN 10:00~12:00 3.エスキス at GAKU 2026.12.20 SUN 10:00~12:00 4.エスキス at GAKU 2027.1.17 SUN 10:00~12:00 5.エスキス at GAKU 2027.1.31 SUN 10:00~13:00 6.中間発表 at GAKU 2027.2.07 SUN 10:00~12:00 7.現地で実際にイメージしてみよう at 西新宿地区 2027.2.28 SUN 10:00~12:00 8.製作 at GAKU 2027.3.07 SUN 10:00~12:00 9.製作 at GAKU 2027.3.28 SUN 10:00~13:00 10.最終発表 at GAKU 2027.4.02 SUN 15:00〜17:00 11.地域発表 at 西新宿地区